那須野の旅人

旅の行く手にはどんな世界が待っているのでしょうか・・・

こけし絵付け体験など・・・蔵王の旅 4


遠刈田温泉(とおがったおんせん) みやぎ蔵王こけし館にて

みやぎ蔵王こけし館

<<<

連泊していたペンションのすぐ近くに「みやぎ蔵王こけし館」がありました。
ご存知のようにこけしは東北地方だけが発祥地です。 古来から数多くの名人級の工人を
輩出してきました。その地方ごとに発達した独特の系統があります。北の方から見てみると

津軽系、南部系、木地山系、鳴子系、肘折系、山形系、蔵王高湯系、土湯系、遠刈田系、
弥次郎系の11系統です。 宿泊のペンションは遠刈田温泉ですのでこの地方を中心にして
発達したのが遠刈田系で写真でもお分かりになりますが、 顕著な特徴は頭でっかちです。
宮城県でもよく知られているのが鳴子系で、この系統のみ首が回り音がします


東北こけしの各系統・・・パンフレットからの撮影で画像は良くありませんが
この図はネットにもなく現地を訪れないと得られません

東北こけしの系統図


各系統勢揃い

各系統勢揃い


遠刈田温泉を中心に発展してきた遠刈田系こけしは木地体作成にはタテ挽きろくろを用い
他の系統と一見して異なる頭でっかちです。ペンション近くには数ヶ所の工房があり、主に
佐藤姓が多いのに気付きます。 家系、子弟関係の繫がりです。 現在遠刈田系の会長は
数々の名作を世に送り、伝統こけしの継続にも貢献した実績のある佐藤哲郎工人です


佐藤哲郎工人

遠刈田系佐藤一族の作品例
下の画像にマウスオン・アウトで連結2枚×2(計4枚)です




お恥ずかしいので最後にしましたがボクのこけし絵付け体験で仕上げたこけしを載せてみました。
下の写真のような工房でこけし館の係のアドバイスに従い、無地の木地と筆3本、特殊塗料3種類
(赤、黒、緑)を渡され見本の遠刈田系こけしを参考に見ながら絵付けしました。全く何もない白地に
絵付けするのですから難しいです。失敗しても消せないので一発勝負。繊細な細い線を出すのは
至難の業で何とか仕上げましたが?です。 プロの作品を一緒に載せますので見比べてください。
40分掛けて仕上げたものですがこの程度ならプロの工人は5,6分程度で仕上げるそうです

絵付け体験したこけし館内の工房

絵付け体験用工房


女流工人達曽部 早苗さんのこけしと蔵王御釜の観光こけし

遠刈田系こけしと蔵王観光こけし

ボクの絵付けしたこけし・・・初体験なのでお許しあれ。顔は遠刈田系に非ず
鼻は意識してオリジナル、目は大きくしたが共に失敗、伝統こけしにはならなかった


ボクの絵付けこけし
           絵付け料金 持ち帰りで900円


  1. 2013/07/19(金) 00:49:15|
  2. 展示館
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<みちのく公園にて…蔵王の旅 5 | ホーム | ことりはうす と野鳥の森自然観察路・・・蔵王の旅 3>>

コメント

良く出来ましたね~

一発勝負でのこけしの絵付け、下地も描かないので難しかったでしょう
お顔など目のところは伝統こけし風で、素敵になりましたね
私も昔は観光に行ったりすると必ずこけしを買ってきたものですが、最近はもう何も買わなくなりました
勿論スイスでも何も買ってきません

こけし人形は家に一杯眠っているので、たまにはお顔を掃除してあげなくてはいけませんね
私も桜の季節に東北へ行ったときに理ホテルに沢山こけしを飾ってあるのを見ました
伝統のあるホテルなんだなあと思っていましたが~

最近は昔ほど苔ウィを飼う人も少なくなったようですね
鳴子の方へ行ったときにも人形公房に誰も人が居なかったり、もう閉めてしまったのかなあ~と思ったりしましたが、このように絵付け体験が出来るのもいいですね
仕上げにはちゃんとニスを塗ってあるのでしょうか。
お釜探方のときにゲットされたこけしは私の好みです
可愛いですね。

コケシには悲しい物語ありがあるのですよね~
子消しからきているとか~昔はそんな時代があったんでしょう
有難うございました
  1. 2013/07/19(金) 16:06:44 |
  2. URL |
  3. 花ぐるま #-
  4. [ 編集 ]

花ぐるまさんへ

いつもコメントありがとうございます。

こけし館を訪れたのは平日の午後でしたが何人か見学者がいました。
中高年に混じっていた小学校上級生の女の子が2人、ボクと一緒に絵付け体験をしましたが
小学生のほうが上手でしたね。眉毛の細い線や鼻の繊細な感じが良く描けていました。

仕上がった段階でニス処理をやってくれましたよ。改めてこうした伝統工芸のむずかしさを
文字通り体験しました。工人はすべてひと筆で着物の柄や顔、髪などを描くのですから
筆の使い方の微妙な力加減が勝負で長い経験によって培われるのでしょうね。
木地の女流工人の着物の絵付けなどやはり繊細で女性らしいですね。御釜でのこけしは
着物の絵柄が好きで買いましたが、遠刈田系の髪型で顔や着物などはオリジナルですね。

今の若い方の多くはこけしなどにあまり関心がないのは確かですね。
工人の生計など大変なのではないでしょうか。余計なことで心配しました。

こけしの語源には数説あるようですが、有力なのは木で作った芥子人形(けしにんぎょう)
=木芥子(こけし)であるとされています。子消し説は1960年に詩人の松永伍一が唱えたもので
当時の貧しい東北地方で堕胎などによる口減らしが多かったので、詩人らしい心情からの発想であり
松永説以前の文献などには全く子消しの記述はないので俗説として扱われています。
確かに「子消し」のほうがドラマチックで人間心理に訴える点はありますね
  1. 2013/07/21(日) 12:13:15 |
  2. URL |
  3. 松ぼっくり #-
  4. [ 編集 ]

こけし

こんばんわ~
子供のころから、こけしがとても好きでした。
ご近所に大きなものから小さなものまでずらりと並べてるお宅がありました。
シンプルですが愛らしくてよく見せてもらいに行きました。
今思えば、首が回ってましたから鳴子系でしょうか。
今はそうでもありませんが人形が大好きな子供でしたから・・・

こけしの絵付け楽しそうですね!
初めてにしてはとてもお上手ですよ!
まゆげに目、左右対称に描くのは至難の業ですよ。

こけしの系統が11種類もあることを初めて知りました。
子供のころのことが走馬灯のようによみがえりました。

ありがとうございました。


  1. 2013/07/22(月) 22:12:27 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

magamik さんへ

いつもコメントありがとうございます。

このこけし館には閉館間際に行ったのですが、ボク一人かと思ったら
結構人が多かったので驚きましたが、ボクが絵付け体験に来たというと
小学生のお母さんが「このおじさんもやるらしいからあなたたちもやんなさい」
という事で小学5,6年の女子2人と一緒に絵付けしました。

渡された筆は書道の草書に使うものより先端が細く軟らかいもので
プロはそれを巧みに操り、全てひと筆で仕上げるのですから凄いです。
ボクなど筆が繊細すぎて、ひと筆では描ききれず、何度もなぞるのものですから
美しい線はもとより無理で、いじり壊してしまった線が乱れてしまいました。
小学生の絵付けをちょっと覗いたら、なかなか上手く描いていましたね。
眉毛から最初に描くのですが、細く左右対象になっていてボクより上でした。

とにかく何もない白木地に一発で描くのですから、初めての経験ではかなりきついですね。
magamikさんなど多分おやりになれば上手だと思いますよ。
しかし、身をもってこけし製作のむずかしさを知ったのは今回の旅の収穫の一つでした。

東北の伝統こけしは温泉地を中心に発達してきましたが、木地師の存在と
切っても切り離せないようですね。木地本体と絵付けとの共同工芸品で
芸術と言ってよい程の作品も多いようです。ろくろと絵付け両方をこなす工人もいるようです。
  1. 2013/07/23(火) 00:33:43 |
  2. URL |
  3. 松ぼっくり #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://nasunisibori.blog.fc2.com/tb.php/52-9b216e89
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

プロフィール

松ぼっくり

Author:松ぼっくり
旅、映画、カメラ、読書が趣味
ソースは「Sakuraの勉強室」からお借りしています

旬の花時計 V2

アシタカさんの作品です

最新記事

最新コメント

リンク

最新トラックバック

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

検索フォーム

QRコード

QR